前編はこちらをご覧ください。

 そして15分程の場所にある大型ショッピングモールの屋上の駐車場へ乗り入れた。夫は降車して店内の1階のフードコートのあるレストランの前に並ぶ待合用の椅子に座りそこで合流した女性と店内へ入る。撮影した女性の顔を依頼人へ送り、同級生の女性に顔を確認してもらう。10分後、やはりこの女性は夫と同じ会社に勤務する既婚の女性だった。県内ナンバーの車を捜す。夫と同じ屋上に夫の車以外では該当する車が2台あった。そして、その1台の車は、フロントガラス中央部に、駐車許可証である会社のロゴマークのシールが添付してあり間違いなくこれが女性の車だと確信する。レストランを出た2人は、腕を組み店内をブラついた後、屋上の駐車場に来た。女の車のハザードランプが点灯する。運転席に夫が乗り込みラブホテルへ。夫は何食わぬ顔でいつものように午後7時に帰宅した。

 後日妻に報告。妻に悲壮感はなかった。夫との平穏無事な生活を装うことや素人探偵に騙されたことなど、精神的にも疲弊してきた妻の心が折れなかった強さに敬服するばかりである。

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