「主人に女性の影が」と30代女性からの依頼。スマホケースの裏に貼り付けられたプリクラ、車内に残された痕跡。それもあえて自分の存在を誇示しているように感じると依頼人。過去にも疑わしいことがたびたびあったが、口達者なご主人は絶対認めようとしないという。「とにかく真実を知りたい。今後のことは全く考えていません」。ご主人に対する怒りより、挑戦的な相手の女性に対する相当な憤りが感じられた。
 「金曜日に送別会がある」というので宴会場所から調査を開始。1時間余りで出てきたご主人が、向かった先は有名シティホテルのバーのラウンジ。若い女性がカウンターで待っていた。
 依頼人に連絡を入れて状況を説明したところ、何と血相を変えた依頼人が来てしまった。依頼人をなだめ、女性と話し合いをしたいという要望をご主人に伝え、依頼人の希望でスタッフも同席。話し合いは6時間に及んだ。

 この仕事をしている以上、予想外の展開になる場面にも遭遇する。しかし、いかなる場合でもトラブルにならないよう冷静な対応をしなければならない。

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