『妻が離婚したいと…』とGKを訪れた30代の夫。小学5年生になる娘がいる。夫はあるメーカーの工場で働いている。妻は薬剤師として調剤薬局に勤務している。夫は父親を早くに亡くし、母親の手一つで育ち工業高校を卒業後今の会社に就職。知り合った妻と交際して、妊娠し籍を入れた。妻は資産家の二女として生まれ、薬剤師になるため私立の大学に通った。妻の両親には交際を隠していた。「両親は、あなたとの結婚は絶対認めてくれるわけない。最低でも一流大学を出ていることが条件だから…」と。夫は傷ついたが、交際して5ヵ月目、妊娠が発覚した。妻の父親は激怒したが、本人たちと夫の母親が頭を下げ続け、籍を入れることができた。後から分かったが、妻が他の男性に告白したが見向きもされずに、自暴自棄になっていた時期と重なっていたという。

 妻の様子に変化の兆しが見えてきたのは約半年前ぐらいから。夫は、それまでは残業が多い部署で働いていたが残業のない部署に配置転換となり、収入が激減した。妻はあからさまに収入の低さをさげすむようになってきた。

 夫は学歴・収入においても劣等感があり、結婚してから、どこかで妻の機嫌をとってきていたと振り返る。妻の言動や要求が少しずつ厳しくなっていく。

 ある時、九州工場への3ヵ月間の短期単身赴任を会社から打診され妻に告げた。妻は、「娘の面倒はどうするの?私は今の店舗の責任者なのよ! あなたとは立場が違うんだから! この家だってその半分は私の親からの援助でしょう!!!」とまくし立てられた。夫は、返す言葉もない。夫と母親は、資産が比較にならない妻の実家の振る舞いに対して、言葉に言い表せないほど肩身の狭い思いをしてきた。夫は母親の体調が良くないと嘘をついて、九州の単身赴任を免除してもらったという。それからは週に1回だったはずの勉強会~飲み会という日が、徐々に増えていった。それでも夫は、文句も言わずに、子どもを世話し極力家事もこなしてきた。

 妻は何かにつけて文句をつけるようになってきた。意図的に喧嘩を売ってくるようになったと。それでも夫は耐え忍んだ。しかし、先日、妻は夫に罵詈(ばり)雑言を浴びせ、離婚したい、住むところも決めてきたと一方的に言いまとられた。夫は打ちひしがれた。私が駄目な夫だからと調査を決断するまで、4回相談を受けた。「私が悪いのか…それともほかに理由があるのか?」と真実と向き合うため調査をすることに。妻に男性の影があるとは思えない…とかに、客観的に見て、異性に好まれる容姿ではなかった。妻の勉強会~飲み会がある日に妻を追った。妻の「嘘と真実」が明らかになっていく。

*本文はいくつかの事例を基に構成されています。盗用・無断転用・無断転載を一切禁止します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です