「職場の同僚と…」と相談に訪れた30歳の妻。夫とは2年前に職場結婚。それを機に退職。ある時、耳にした元同僚の助言。それは妻と同部署にいた女性社員とのこと。夫は自宅方向が一緒だということで、頻繁に車で送って行くという。
妻が今まで知らなかった事実。真実か否か。うず巻く嫉妬(しっと)・不安。元同僚の協力を得、疑惑の女性が休暇を取る日に調査開始。出勤した夫は午後から営業車で外へ。向かった先は郊外のレストラン。既に情報にあった疑惑の女性が待っていた。ランチの後夫は営業回りへ。食事だけ? 深い関係はないのか?交錯する安堵(あんど)と疑惑。
日を変えて調査を続行。調査3回目、妻の不安が的中。夫は飲み会と偽り、女性とホテルで過ごした。憤慨する妻。妻の怒りの矛先は女性に向けられた。離婚は絶対にしない。女性に会社を辞めてもらうとその怒りは収まることはなかった。
結果が黒であっても、実際に離婚に至るケースは2~3割程度である。不安・疑惑にさいなまれるのではなく、真実と向き合い、弱い自分を脱却すること。それが大切なのではないだろうか。