【結婚した夫は、極度のマザコンだった。何事も妻より母親が最優先。転職も妻に無断で母親に相談して決めてきた。わざとケンカを吹っ掛けてきて、「お前といると息が詰まる」と実家へ戻った。姑からは、こうなったのも、嫁が息子の事を理解していないからだと信じられない言葉が。妻は、心療内科へ通院し弁護士を紹介された。調査開始。すぐに結果は出た。不倫している相手がいたのだ…】
夫の勤務先である医療機関の自転車置き場を張り込む。午後6時、夫が自転車に乗り実家に。ほどなくして帰宅した父親の車を運転して家を出した。尾行する探偵たちは、そこで衝撃の事実を目の当たりにする。向かった先は車で30分ほどの一軒家。実はこの家、探偵シリーズ【9/16・9/19、「大胆不敵な妻】」に登場した家だったのだ。
【9/19より―1階の灯りが消えて、2階の妻の寝室の灯りが点く。そして20分後消えた。夫と夫の兄とボディーガード(警備業)としてわれわれ2名が一気に階段を駆け上がる…。男は抵抗することもなく、罪を認め、ひたすら謝罪する一方で、妻の開き直りと逆切れしたその言動と行動は許しがたきものだった】
今年の3月の出来事だ。この女性は看護師で、男性は出入りの業者だった。その後、その男性からは慰謝料を、妻とは5月に離婚が成立し、夫がその家を出たという。まさか、舌の根も乾かないうちに…。初めて経験するこの事実に探偵たちは言葉がでなかった。夫は自分で鍵を使いドアを開けた。それから10分ぐらい経っただろうか、敷地内の駐車場にワンボックスカーが。子どもを連れた買い物袋を提げた40代の女性が降りた。ほぼ同時に夫は玄関から出て、満面の笑みで荷物を持ち、連れ立って一軒家へ入った。その翌朝、夫と女性は、同時に別々の車で出て、夫は実家に戻り自転車で出勤した。
なんと、女性が向かった先は、夫と同じ医療機関だった。この女性は、前の一件の後、職場を移していたのだ。夫に合鍵をもたせ、夫婦同然のように生活を共にしていた。夫の両親は、実家に戻って外出もせず、おとなしくしていると妻と妻の両親には言い張っていた。
夫が家を出たのが5月。その女性の離婚が成立したのも5月。これは偶然なのか…。まさに「事実は小説より奇なり」だが、マザコン夫の浮気とすませるよりも、むしろ、このように不貞三昧の許しがたき女性が存在するということが暗い影を落とした。つらい報告になったが、弁護士とともに、夫・女性のみならず、コンプライアンスをたださせると二人の勤務先の経営陣に対しても訴えていくと、妻の眼には強い意思が宿っていた。
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