夫が急に離婚を迫ってきた。理由は、夫婦げんかをした際、妻が離婚すると口にしたことが理由だとしか言わない。妻は、もちろん離婚する気持ちなどなく、放っておいた。ところが1ヵ月前。パートから帰った妻が目にしたものは、離婚届と別居するからとのメモ。結局、調停までしたが、女の存在を否定し、妻との不仲だと言い切るだけ。釈然としない妻。子どもたちのためにも、自分自身の悔いが残らないためにも調査をすることにした。
 退社後、夫の車を尾行。行き着いた先は、会社から20キロ先にあるアパート。夫は鍵をあけることなく明かりがともる部屋へ。翌朝、ごみを出す女性を確認。後日、女性の素性調査を実施。こともあろうか、女性の自宅はアパートの数件隣の両親と住む一軒家。そこで目にしたのは、自宅から食材を運ぶ女性の姿だった。

 理由もないまま離婚を迫る場合には、必ずといっていいほど異性の存在があるもの。理不尽な行動を黙認するのではなく、手遅れにならないうちに真実を知ることが大切だ。

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