
児童養護施設で育った嫁。
その生い立ちに涙し、介護福祉士になりたいという嫁の願いをかなえたくて、
必要な物は何でも買い与えてきた。
勤め始めて半年、5歳になった子どもの世話を夫の両親に任せたきり、
外泊が増えていった‥。
夫が出勤前に保育園に子どもを預け、午後6時に夫の両親が迎えにいくという生活リズムになった。
いつ夜勤なのか、いつ休みなのか、まったく分からない。
夫婦の会話はなくなり、両親が息子に対し嫁ときちんと話すように促すが、
元来気弱で優しい夫は、妻の感情をむき出しにする態度に萎縮してしまうだけ。
妻と両親との板挟みが続き、家族の関係は急速に壊れていった。
大農家の二男として苦労もなく育ってきた息子の弱さが露呈したと父親は後悔する。
父親が、男がいると息子に投げかけても何も事を起こそうとしない。
父親は、徹底的に調査をしてほしいと語気を荒らげた。
調査方針の策定。
家を捨てたも同然の妻の行動が把握できない。
そこで、ホームヘルパーの資格を持つGKのスタッフが潜入調査を敢行した。
介護の現場は、離職率も高く常に人材を募集している。
何の問題もなくパート職員として就職させることができた。
3日後出勤シフトを入手し、妻の勤務体系が把握できた。
しかし、驚いたのはそれだけではない。
施設内で、妻と不貞関係にある男性のことも分かった。
どこにでも痴話話が好きな人はいる。
特に、男性より女性が多いこのような施設では、痴話話が飛び交っていると、
潜入したスタッフは語る。
そこで拾い上げた情報を精査すると、妻は独身の男性スタッフ2人と関係があるという。
調査開始からわずか6日間で、その痴話話が真実であることをつかんだ。
男性同士のシフトがまったく違うことを巧みに利用して、2人の男性とホテルで
休憩・外泊しているという、驚愕の事実が判明した。
子どもの世話もせず、2人の男性と浮気に明け暮れる妻(嫁)の本性。
報告 の時、あまりのことに両親は激怒することすらできずにいた‥。
そして数日後、父親は、勤務を終え車に戻る嫁に詰め寄った。
すると信じられない言葉が浴びせられた。
「浮気ぐらい何が悪いのよ!」とたんかを切られて車を出されてしまった。
父親は、嫁の良心を信じていた。
謝罪してくれるだろうと信じていた‥。
嫁の生い立ちに涙し、実の娘以上の援助をしてきた。
その思いが強かっただけに、心の傷は深く大きいものとなった。
現在、 裁判で係争中である。
「理不尽なことに泣き寝入りしてはいけません。
真実から目を背けずに、人間としての尊厳と矜持を持つことが大切なのです」と駒木代表取締役。
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