夫のパソコンから、横浜の高級ホテルへ宿泊予約した事実をつかんだ。探偵も同じホテルを予約して調査することに。
自宅から夫の車を尾行する2台の追跡車輌班と、先にホテルへチェックインしてフロントで待ち伏せするカップルを装った待機班。
総勢5名の探偵が妻と子供のために調査に挑む。理不尽な行いに泣き寝入りはさせない。

自宅を出た夫の高級外車は東北自動車道へ。
埼玉のとあるインターで降りて、10分ほどのコンビニへ入る。するとほどなく女性が夫の車に。
間違いなく、妻の言っていた当時の女性社員だ。妻から預かった会社時代のスナップを手に確認する。
目を見張るほどの美人ではないが、その雰囲気は男の心に焼きつくような不思議な魅力を醸し出している。

夫の車は、予定通り横浜のホテルの地下駐車場に乗り入れた。チェックインの時刻までまだ2時間ほどある。
二人は、ホテルには向かわずに地下鉄で元町に出てショッピング。肩を抱き、腰に手を回す。年齢差を超えた恋人同士のようだ。浮ついた気持ちが伝わってくる。尾行にはまったく気づいていない。

すると帰りは、地下鉄ではなく、タクシーに乗り込んだ。急ぎ探偵たちもタクシーに乗り込み前を走るタクシーを追うように依頼する。
チップとして5000円を前払いされた運転手は何も言わずに尾行し、結局はそのままホテルに行った。

ホテル待機班の探偵に連絡し、ピッタリとマークさせる。人ごみでは、至近距離でマークしないと見失う恐れが出てくるためだ。
そして、部屋を突き止め、再び部屋を出てくる気配をうかがう。

しばらくして、二人は食事に出てその足でホテルのバーに向かい、酔いも手伝ってか、もつれあうようにして部屋に入った。翌日部屋を出て、チェックアウトした映像を押さえ調査は終了した。

後日報告。
妻は泣いた。しかし、悔しくて泣いたわけではない。新しい人生を踏み出す希望が涙を誘ったのだ。
「私たちの仕事は、結果によって大きく人の人生を左右してしまうのです。決して、生半可な気持ちではできないのです」と駒木代表取締役。

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