前編はこちらをご覧ください

 小学生の子供がいるため、想定したのは、スーパーのパート勤めが終わる平日の15~18時の3時間。妻の車は、店舗建物から一番遠い一角で社員が駐車しているとこ

ろ。朝9時に駐車を確認して15時から張り込む。結局平日5日間のうち、ある特定の曜日以外は15時20分には車に乗り込み帰宅していた。その曜日だけは、2週間続けて車に乗り込んだのは17時40分だった。翌週、その曜日に絞り込み「社員通用口」も見張る。妻が出てきたのは15時10分。しかし、社員通用口から出て来ると駐車場方向ではなく、なぜか商品のトラック搬入口を通り過ぎ住宅街を歩いていく。この住宅街は袋小路で、抜け道は無いはず。相当警戒されているため深追いはせずに、その住宅地から出て来る車を確認する。
 10分後、白いバンが出て来た。しかし助手席には妻の姿はなく、後部座席もプライバシーガラスで中の様子が見えない。待機してある追跡車両2台とバイクで環状線を追跡するが、スピードを上げずに60キロのゆっくりした運転でとても後ろにはつけない。これは明らかに尾行を警戒している車の特徴である。つまりこの車に妻が乗っているという証しでもある。追い越しをするしかない。この先にある1軒のラブホテルに入ると想定して追跡車両を先回りさせる。唯一追跡するバイクだけが、歩道に身を隠しながら遠目でバンを追う。そして案の定そのバンは尾行車両が先回りしたラブホテルへ車を乗り入れた。証拠映像を撮るために、バンが乗り入れた部屋のドア開閉が見える部屋に探偵も入室して、小窓からの撮影を敢行する。17時30分、出て来た女性は間違いなく妻だった。後日の調査で、相手男性はスーパーの商品のバイヤーで既婚者だった。

2 Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です