約半年前に調査をした妻からの依頼。半年前、夫と離婚歴のある女性との不貞行為(不倫)の証拠を押さえた。当時、依頼人である妻は、長女の出産を間近に控えていたこともあり、その影響を考え、私だけが我慢すれば…と平然を装い、波風を立てずに辛抱してきた。
相手の女性は、以前夫婦で通ったことのある宇都宮市内のカルチャー教室で面識がある人。すさまじい憎悪が渦巻いた。平然を装うつらさに耐えきれず、心療内科にも通った。
まだ継続しているのかどうか…。継続しているのであれば、離婚するという。再調査を実施。結果、2人の関係はまだ続いていた。会社へ行くと偽り、有給休暇を使い、隣県でショッピング、そしてホテルへ。
つらい報告になると思った。しかし妻は、既に転居するアパートも決めており、これから弁護士に会い、夫のいないうちに引っ越すのだという。既に「覚悟」を決めていたのである。
「真実を直視して、覚悟を決める。」これも幸せの第一歩かもしれない。