嫁(外国人)が、身勝手な行動で困り果てている。
同居にもかかわらず、ここ一年まったく家(農家)の手伝いをしなくなった。子供も作らない。
夜は飲食店のアルバイトと言い、勝手に出て行ってしまうし、飲食店の名前どころか、場所も言わない。外泊することもたびたびある。

嫁は20歳で、息子とは二回り近くも離れている。息子は、やっと結婚できたこともあり、嫁の言いなりで、怒ることさえしない。息子に進言してもまったく取り合ってくれない。このままでは、家が「途絶えてしまう」と相談に訪れたのは、県北で代々農業を営む70代の夫婦とその親族。
嫁がアルバイトに行くという日に尾行することに。

日が暮れ始めたころ、化粧もせずに普段着で、運転席に乗り込む。家を出た嫁は、宇都宮市街地を抜け、郊外の短期賃貸型アパートの一室へ入る。誰かのもとを訪れたのか?すぐさま、探偵のひとりがベランダ側に回り電灯がついているかどうかの確認を急ぐ。電灯はついていない。部屋には誰もいないのか?しかも、自分で開錠し室内へ入った。それとも、誰かが来るのか?予断を許さない張り込みが続く。しかし、予想に反して、午前0時を回っても、誰も来ないどころか、勤めにも出ない。明かりも消えた。ひとりで泊まる?この不可解な行動に戸惑う。
依頼人との協議により、状況に変化があるまで張り込みを続行することになった。

張り込みから1時間を経過したお昼頃、昨日とは見違えるほどの化粧を施し、小奇麗な服に身を包み、自分の車に乗り込む嫁の姿が。
車を15分ほど走らせ、ラブホテル街に隣接するレストランの駐車場の端に車を乗り入れた。ここは、知る人ぞ知る派遣型風俗の娘との待ち合わせのメッカである。嫁は風俗嬢なのか?いずれにせよ、必ず男性と落ち合うと探偵のひとりが教えてくれる。すると、嫁の車の隣へ白いセダンが並んだ。間違いない・・・。

*本文は依頼人の了承を得てプライバシーに配慮しています。写真はイメージです。文章とは関係ありません。

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