「夫に不審な点が…」と相談に来た県南に住む30代の妻。夫は官公庁職員で、帰宅はほぼ例外なく深夜。「はたして公務員でこんなにも残業があるのか?」と疑問を抱いていた。しかし、休日は家族サービスもするいい夫であり、信じていた。あある日の深夜、警察から「住人から迷惑車の通報が入った」と自宅に電話があり、戸惑う妻。すぐさま夫の携帯に。訳のわからない言い訳、明らかに動揺している。もしや女性? 不信が募り不安が襲う。
調査開始初日、19時に退社した夫は郊外のコンビニに。そこは先日警察から指摘された場所の近く。車を置き向かいのアパートに。3時間後に出た夫はそのまま自宅へ。翌朝、部屋の住人特定。出てきたのは20代後半の女性。尾行を続行したところ、勤務先は県西の官公庁の出先機関。昨年まで同じ職場にいた独身女性であることが判明。
妻の要望により調査を延長したところ、3日と開けずに通い詰める夫の実態が明らかになった。
真実と虚像。我々探偵は真実を知ることで必ずや、不安が解消され希望を見いだせることができると信じている。