姉とともに相談に来た50代半ばの主婦。夫は、真面目を絵に描いたような会社員。趣味といえばゴルフだけ。しかし定年まであと2年というころから夫に変化が表れてきた。服装に無頓着であったはずが、気を使うようになり、ゴルフの後も飲みに行くのが頻繁になった。そして、何気に開けた夫の車のダッシュボード。そこには別のスマートフォン。不安が確信へ…。
 ゴルフへ出掛ける日に調査。自宅を出た車は、古びたマンションへ。出てきたのは外国人と思われる女性。ゴルフバッグを積み込み郊外のミニコースへ。その後、パチンコ店で2時間ほど遊戯し、ラブホテルへ。
 妻へ報告。沈黙の後、思い立ったように妻は言った。「こんなに遊ぶお金は渡していないのに?」。更なる不安。継続調査の結果、消費者金融から1年で200万円もの借入れをしていることが判明。妻は、財布を握り家計を管理することで安心していた自分を責めた…。

 自分を責めてはだめ。むしろ真実と向かい合う勇気をたたえるべきだ。「雨降って地固まる」夫婦は7割もいる。

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