「息子から、唐突に結婚したい女性がいると言われて…」と相談に来た４０代半ばのご夫婦。市内の広大な土地を有する大農家。息子は２２歳で、今話題のニートである。女性は、自称３４歳のＯＬで、会社社長の二女であり、名門の女子大を出ているという。とにかく、一度会ってほしいとのたっての希望から、やむを得ず会ったのだが…。
調査を開始。その女性は、子どもが１人いたが、８年程前に、ある事情で子どもを亡くしていること、実家は両親と姉夫婦の４人で自営業を営んでいること、学歴は高校の看護科を中退という事実が判明した。
後日結果を報告。報告後３日して再び依頼人が来て、「息子は洗脳されているようで、女性の話を信じ込んでいる…」という。
このような事例は増えてきている。虚言する者と、なにかを信じようとする者、時間とともに洗脳されていく若者。時代の背景なのだろうか。
