「最近、妻が異常なぐらいスマートフォンに執着するようになった。寝るときも離さない」と河内郡の30代の男性依頼人。依頼人は、長距離の運転手をしており、夜家を空けることも多い。
依頼人の話では、妻のパート先のスーパーの人かもと言う。料金をなるべく安く抑えるために、依頼人のスケジュールを綿密に調査し、妻が動きやすい環境を設定し調査に臨んだ。調査開始から2日目で、某運動公園駐車場で落ち合う2人の姿をとらえた。スーパーの副店長だった。尾行を続けたところ、妻は夫のいないすきに、副店長をアパートに招き入れた。
つらい報告になったが、依頼人は「悪夢のような現実をつきつけられても、妻のことが好きだから離婚はできません。しかし、相手の男には社会的制裁を与えたい」と表情は複雑だった。
真実を追求することが我々の仕事だが、それによってその夫婦の今後まで左右してしまう。中途半端な気持ちでは決してできない仕事だとあらためて痛感する。