夫は九州へ単身赴任。
義父母と同居し、子どもを預けて仕事をしている。
厳しい姑(しゅうとめ)に耐えながらの日々はつらい。
姑と大げんかした時、以前、LINEで知り合った営業マンと一線を越えてしまった。
しかし、帰省した夫の優しさに深く後悔し、彼に別れを告げたが恐怖のストーカー行為が
エスカレートしていく‥。
———————————–
「最後に1度だけデートしてほしい」という言葉を信じた。
そして、これが最後と求めに応じてしまう。
しかし、そのことがさらに状況を悪化させる‥。
男はホテルで妻の裸体をスマートフォンで撮影したのだ。
ぼうぜんとし、言葉を発することもできない。
最後のはずだったのに、昼夜を問わず会いたいと要求してくる。
再び駐車場で待ち伏せされるようになった。
不気味なのは、姿を現す時に必ずスマートフォンを妻にアピールするような仕草をすることだった。
決して脅迫めいた言葉を吐くこともない。
妻は、覚悟を決めた。
最悪の場合、夫に知られることになっても仕方がないと。
万が一、裸体がネットにでも流出したらと思う危機感がそうさせた。
でも、証拠もない。
これでは、警察は取り合ってくれないとGKに来た。
まずは、証拠を確実なものにすることが先決。
仕事を終え男は白のバンに乗車した。
車とバイクで尾行する。
彼の車は、妻の車が見える位置で駐車した。
妻は勤務を終え車に乗るが、彼は降りない。
妻の車の後部座席には、探偵兼ボディーガードのスタッフが身を隠している。
運転席の妻に、走行ルートを指示する。
尾行に気付かないふりをして、郊外のレンタルビデオ店に車を向かわせた。
店内に入店させると、男も後から入店した。
スタッフも客を装って妻と男の動きを見張っている。
妻には無線機を持たせ、その動きを指令車両から指示する。
ビデオを選ぶ仕草をしていた時、男は無言で近づき声をかけた。
そして妻が無視するかのように出口へ向かうと、男が追ってきた。
妻が店を出たところで、妻の左腕を強引につかんだ。
その場 で男を妻から引き離し取り押さえた。
その一部始終を録画する。
協力者に合図し110番通報をさせる。
パトカーが到着し現場は騒然とするが、これはあらかじめ用意していたシナリオだったのだ。
警察に事情を説明し証拠を開示して、被害届を出さないかわりに、始末書を書かせて決着をみた。
もちろん妻の裸体写真を保存したメモリーも提出させた。
妻の震えは止ま ることはなかった‥。
「悩みというものに定義はありません。誰にも話せない悩みと諦めないでください。
解決の糸口を真剣に見つけ出します。それがGKイズムですから」と駒木代表取締役。
※ 本文はいくつかの事例を基に構成されています。盗用・無断転用・無断転載を一切禁じます。
本文は依頼人の了承を得てプライバシーに配慮しています。
