大手金融機関の管理職にある妻。
2年前の夫の浮気に自分もというような気持ちで中学の同級生と深い関係になった。
しかし、心が晴れることもなく仕事に傾注し逢瀬の回数が減っていく。

しかし、男は違った。
新しい男ができたと妄想・嫉妬し、付きまとい行為は次第にエスカレートしていく…。

警察に相談しようとも考えたが、不倫関係がばれたらと思うと踏み出せない。
それを見透かしたように男の執拗さは度を増していった。

携帯電話を着信拒否にして、メールアドレスを変えると、会社に手紙が届く。
手紙には脅迫めいた内容は書かれてなく、警察沙汰になっても問題ないような巧妙な書き方をしてい る。

そして、着信拒否をしないこと、新しいメールアドレスを教えること、
行動スケジュールを教えることを暗に強要された。

しかし、行動スケジュールを教えたことが後の恐怖につながっていく。
妻が歓送迎会に出席していた店の向かいの路上に彼の車があったり、都内へ出張するとき、
何食わぬ顔で同じ新幹線に乗っていたりと、付きまとい行為はエスカレートしていった。

作戦立案。
妻の身辺警護とともに、ストーカー行為の証拠保全と、効果的な抑止力として、
男の人間関係を調べあげ、キーマンとなる人物を特定することだ。

その人物は元上司で現在は他部署の管理職を務めている人物だった。
男をマークする。

妻の車が見える位置で駐車する。
妻は勤務を終え駐車場へ向かい車に乗る。

あらかじめ妻の後部座席にスタッフが身を隠している。
運転席の妻に走行ルートを指示する。

あえて自宅とは違う方向へ走らせる。
そして4日間、妻が自宅へ帰るまで執拗なまでの尾行を続け、その一部始終を撮影した。

決定的なことは、妻の車をスーパーの駐車場に駐車させたとき、
スタッフが身を隠していたことも尾行していたことも知らない男は、
妻の運転席に猛然とかけより罵声を浴びせドアノブに手をかけた瞬間、男を取り囲み、
すぐさまキーマンである元上司を呼び出し立ち会いを求めた。

実は、既に全面協力を取り付けていたのだ。
誓約書・謝罪ひととおりの解決をみた。
しかし、不倫の代償としてあまりにも大きな恐怖だった。
妻はただうつむいていた‥。

●GK探偵事務所の特徴
厳しいとされる警備業(身辺警護)の公安委員会の認定を受けている、県内唯一の探偵事務所です。
この認可があることで、ストーカーの証拠収集と身辺警護の両方を同時に実施できます。
ストーカー対策は、法律上認められたプロフェッショナルにだけ認められている業務です。
(前回はホームページをご覧ください)

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