「突然娘が結婚したいと言ってきた」と60代の夫婦。話によると、娘は31歳で福祉の仕事をしている。これまでの交際経験も希薄で、相手を連れてきたこともない。しかし、今度ばかりは結婚するといって10歳離れた男性を連れてきた。いい人ならばと親も考えたが、実際に会ってみると、容姿、言葉遣いなど親の期待に応えられるものが何一つない。
男性は現在医療機器の会社に勤めているという。反対したが、娘は聞く耳を持たない。娘の行く末を心配しない親はいない。真面目な人なら許そうと心に決めた。
素性調査を開始。なんと転職した数は7回。長くて4年、最短で3ヵ月仕事を辞めている。女性関係はなかったものの、大のパチンコ好きで仕事中もたびたび行っている。さらに消費者金融には400万円もの借入れがあることもわかった。がくぜんとする親。何かにつかれたように、そんなはずはないと娘。結局、娘は男性に既に80万円を貸していることも白状した。
真実は時にはつらく重いものでもある。しかし真実を知ることで救われる未来もある。