「夫が遠回しに別居をほのめかすようになった」と、30歳の妻が相談に訪れた。
もしかしたら…。しかし、2歳の息子のこともあり、波風は立てたくない、ただの遊びであれば追及もせず、平然を装ってきた。
偶然目にた1通メール。その内容は、「早く一緒になりたい」という明らか結婚を約束しているような女性からのもの。このメールが妻の忍耐を覆した。今後の生活に忍び寄る不安。「絶対に泣き寝入りはしたくない」と。
夫がお見舞い(隣県)に行くという日に尾行。向かった先は、ある一家。ほどなくして女性が車へ。向かった先は隣県のショッピングモール。手をつなぎ、顔を寄せ合う…。その後、インター沿いのホテルへ消えた。
後日の調査で、その女性は離婚歴のある1児の母親で、夫の職場の同僚であることが判明した。
真実と向き合う勇気なくしては、不安をぬぐい去ることはできない。手遅れになってからでは遅いのだ。