「社員の素行を調査してほしい」とある県内一流金融機関の役員。調査するのは、45歳の妻子ある管理職と、同じ部署の26歳の独身OL。事情を聴くと、匿名で内部告発書が届いたという。内容は、2人がここ1年ほど不倫の関係にあるとのこと。
 告発者の個人的な恨みによる偽証なのか? それとも真実なのか? 告発があったからには真実を追求しなければならない。まず、OLを退社から尾行することに。調査初日、退社後OLが、向かった先は繁華街。男性と落ち合うかと思いきや、なんとあるスナックへ。そこでバイトしている姿をとらえた。
 バイト終了後再び尾行。本人は実家から通勤しているはずであるのに、向かった先は、あるアパートの一室。部屋のあかりは消えていたので、誰かが先に部屋へいた形跡はない。その後の内偵調査で、OLは半年前からそこで暮らしていて、平日3日水商売のバイトをしていることが判明。この事実を元に、水商売のバイトがない日に、アパートで張り込むことにした。張り込むこと4日目。驚がくの事実がそこにはあった…。

 ー後編に続くー

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